「勉強を頑張れないのは甘えかな?」
「努力しても結果がでないのは自分に甘いから?」
あなたは今こんなことを考えていませんか?
しかし、勉強できない甘えと検索しても出てくるのは
「家で勉強できないのは甘え?」
というキーワードばかりで”そうじゃない”と思ったのではないでしょうか?
受験で結果が出ない人の半分以上は頑張りきれなかったからです。
ですが、一定数頑張ったのに結果が出なかった人もいます。
僕も高校受験、大学受験では毎日塾が開いてから閉まるまでずっと塾に通っていましたが、結果が出なかった人間です。
では、頑張ったのに結果が出ない人は何が悪かったのでしょうか?
結論
頑張り方です。
今回は、受験で結果を出せなかったけれど現在プロの家庭教師として働いている僕が、
落ちる人がやってしまっている頑張り方の特徴と、改善方法を説明します。
・頑張りが報われない人の努力の特徴
・どうしたら結果の出る努力ができるのか
目次
勉強できないのは甘え? 勉強しても結果が出ない理由
もしも、あなたが一生懸命勉強しているのにも関わらず、勉強の結果が出ないのならその理由は2つです。
勉強しても結果が出ない理由1.才能がないから
1つ目は、才能がないからです。
実は、一生懸命勉強しているあなたの努力は無駄になっていない可能性もあるんです。
どういうことかと言うと、
元々人並み以下の才能だけど、努力することで人並みになっている場合です。
実は、僕がそうでした。
以下の表を見てみて下さい。
これは、IQと偏差値の相関です。
例えば、IQ85~100の人は、偏差値40~50に収まるということです。
これだけのデータが有りながら本当に勉強に才能は関係ないと言えるでしょうか?
僕はIQが83でした。この表で言えば偏差値30~40に収まるはずです。
ですが、本気で努力をしたので、模試では最高偏差値50でした。
偏差値50といえば一般的には平均的な値ですが、僕のIQで偏差値50は実はすごいことだったんです。
こんなふうに、努力して結果がそれなりに出てるけれど、結果が人並みだから気づかないパターンもあります。
仮に同じ努力だとしても、もしもIQがが100だったら僕は偏差値65にはなっていたわけですからね。
運動や芸術と同じように、勉強にも才能は関係あるんです。
じゃあ、勉強の才能は鍛えられないのかというとそんなことはありません。
勉強の才能は鍛えられます。
勉強の才能の鍛え方はコチラの記事の”勉強の才能の鍛え方”の部分に書いてあるので、興味があれば見てみて下さい。
勉強で結果を出す!努力の成果は、才能、努力量、努力の質で決まる。
勉強しても結果が出ない理由 2.努力の仕方が間違ってるから
もう一つは、勉強の方法を間違えているからです。
まずは、あなたが結果のでない努力をしているかどうかを確認しましょう。
以下の項目で1つでも当てはまれば、このままの努力を続けても結果が出ない可能性が高いです。
どうでしょうか?
これは、実際に僕が失敗した高校受験、大学受験の勉強をしていた時に思っていたことです。
これらの特徴には実はある共通点が隠されているんです。
その共通点とは知識がに身についている実感がないことです。
受験で大切なのは、入試の問題を解けるようになることです。
では、問題を解けるようになるには何が必要でしょうか?
それは、知識を覚えて使いこなすことです。
入試や模試では、自分が知っている知識を求められている形で表現できるかどうかが大切になっています。
ですが、覚えている知識がなければそもそも工夫のしようがありません。
つまり、勉強は以下のような二段階に分かれているのです。
①を暗記の勉強
②を知識を使いこなすための勉強とも言い換えられます。
知識を使いこなすためには、すでに、使いこなすための知識を知っておく必要があります。
ですが、多くの人がいきなり②番の知識を使いこなすための勉強から初めてしまいます。
それでは結果が出るわけがないですよね。
ですが、原因は塾や学校側にもあります。
塾や学校では、
「丸暗記しても意味がない!理解しながら覚えろ!」
というアドバイスを受けますからね。
実際に僕もそうでした。
おまけに、このアドバイスは部分的には正しいから厄介なんですよね。
この記事を読むほどの、勉強熱心なあなたには是非知っておいてもらいたいですが、
「丸暗記は意味がない!理解して覚えろ!」
というアドバイスは、上の図でいうと②のすでに覚えている知識を使いこなすための勉強をしている人にとってのみ有効です。
材料があって初めて料理ができるわけです。
知識がないのは料理をしようとしてるのに材料がない状態です。
どう頑張っても料理ができませんよね。
なので、偏差値40代の人は、まず暗記すべきことを暗記しましょう。
それだけで成績が上がります。
勉強できないのは甘え? 成果を出す勉強方法
ここまでの説明で分かるように、偏差値40代の人の場合、すべきことはたくさん暗記することです。
受験勉強は、新しい知識を覚えれば成績が上がるけれど、覚えていなければ成績が上がることはありません。
極端に言えば、
”12時間勉強しても新しく学んだ知識がゼロの場合”
”1時間で新しく知識を一つ手にいれた場合”
この場合、価値のあるのは1時間の勉強です。
ゼロはいくら積み上げてもゼロですからね。
勉強熱心なあなたには、ぜひ後者の勉強をできるようになってもらいたいです。
では、どうしたら自分の勉強の時間を価値のあるものにできるでしょうか?
1つ目の方法は、学んだことを書き出すです。
僕の授業では、授業が終わったあとに、その日に学んだことを箇条書きにしてメールで送っています。
実際の写真はこんな感じです。
そうして、次の授業は前回の復習内容のテストを口頭で行います。
学んだことを書き出すは、勉強において様々なメリットを与えてくれるんです。
メリット1.知識が確実に積み上がる
毎回授業で4~5個の新しい知識を手に入れれば、
週に1回の授業でも、1ヶ月で20個の新しい知識を手に入れられるわけです。
3ヶ月では60個の知識を手に入れているわけです。
3ヶ月前よりも、新しい知識を60個も覚えていたら普通に考えて成績が上がらないわけがないですよね?
さらに、知識が積み上がって行くことは、自分の勉強が前進している感覚も与えてくれます。
前に進む感覚は、モチベーションを維持してくれるということが、科学的に分かっています。
つまり、書き出すことで勉強の知識を積み上げつつ、モチベーションを維持してくれるというまさに一石二鳥なわけです。
メリット2.書き出す過程で整理される
2つ目のメリットは書き出す過程で知識が整理されることです。
学んだことを箇条書きにするには、学んだことを一言、もしくは一文程度に短い言葉でまとめる必要があります。
まとめる過程で、自分が何を学んで、どこが大事な部分だったのかを整理することができるわけです。
インプットとアウトプットを同時にできるので、知識の定着が確実に早くなります!
学んだことを書き出すことは、自分の勉強でもできるので、ぜひやってみて下さい!
効果的な勉強法の2つ目は、「今日学んだことは?」と問いかけることです。
コチラは具体的な勉強方法というよりは心掛けの問題です。
先程も書いたように、いくら勉強しても、新しく学んだ知識がなければその日の勉強の意味はなくなってしまいます。
ですが、気を抜くとすぐに忘れてしまいます。
そのために、「今日自分は新しく何を学んだかな?」と問いかけるクセを付けましょう。
オススメは、寝る前です。
目を閉じながら、眠りに入るまでに今日自分が何の勉強をしたかを思い出して下さい。
寝る前の復習は、記憶にも残りやすいので、一石二鳥です。
さらに、思い出すことはアウトプットの練習にもなるので、テスト本番の練習にもなります。
寝る前に今日やったことを思い出す。
ぜひやってみて下さい。
覚えるべき知識は教科書に書いてある
ここまでの話を聞いて
「覚える知識はどこで見つけたらいいの?」
と疑問を持つ人もいるかも知れません。
そんな人のために伝えると、
覚えるべき知識は、教科書の中に全て書いてあります。
高校受験や大学受験は試験範囲は
「教科書に準ずる」
と書いてあります。
これはどういうことかというと、
「教科書の中に書いてある知識を完璧にすれば満点取れるよ」
ということです。
なので、基本的な参考書や問題集などを使って勉強するのももちろん構いませんが、
まずは、
”教科書の問題を解けるようにする”
”教科書の太文字部分や公式を覚える”
ということを優先してみましょう。
その分野の公式や太字を覚えたら①の暗記するが終わった証拠です。
②の暗記したものを使える知識にするために、問題集などを解いてテストで点数を取れるようにしましょう。
勉強できないのは甘え? まとめ
今回は、努力が報われない理由について、努力が報われるようになる方法を述べてきました。
勉強してもなかなか成果が出ないのは、甘えとかではなくただ勉強の仕方を間違えているだけです。
受験勉強で大切なのは、何時間勉強したかではなく、いくつの知識を手に入れられたかです。
このことを忘れてしまうと、カンタンに報われない努力になってしまします。
あなたの勉強が身になることを祈っています!