この記事にたどり着いたあなたはきっと現代文キーワード読解という参考書に興味があるのでしょう。
しかし、その一方で
「キーワード読解を買ったはいいけど上手く使えない」
「どうやって使えばいいんだろう」
「効率のいい使い方はないかな」
こんな不安や悩みを抱えていると思います。
You tube で”現代文”と調べると多くの人がキーワード読解の使い方を説明しています。
ですが、僕が見た印象としては現代文が苦手な人にとっては
「結構きつそうな取り組み方ばっかだなー」
と思いました。
キーワード読解は確かに良い参考書であることに間違いはありません。
ですが、最初からすべてやろうとすると必ずと言ってもいいほど挫折します。
ではどうすればよいのでしょうか。
結論から言うと現代文が苦手な人は
各章のはじめの説明だけを見ればOKです!
当記事では現代文のキーワード読解について
内容、目的、対象者、いつから始めるべきか、という内容はもちろん
現代文が苦手な人のための「現代文キーワード読解」の使い方をお教えます!
・現代文キーワード読解の具体的な使い方
・効果を高める取り組む順序
目次
キーワード読解の内容と使用目的
最初に、キーワード読解の内容と使う目的を明確にしましょう。
キーワード読解の学習内容は、
現代文をテーマごとに学習し、テーマの中で重要なキーワードの意味と使われ方を学習することです。
つまり、現代文におけるテーマ力と語い力を鍛えることが目的です。
あなたにも一度は「今回の現代文はやたらできた気がする」と感じた経験がありませんか?
それは、文章の内容がよく理解できたからです。
現代文キーワード読解を勉強すると、他の文章を読んだときも理解がしやすくなって現代文ができるようになります。
現代文キーワード読解の対象者と志望校レベル
では、現代文キーワード読解が向いているのはどんな人でしょうか?
以下のチェックリストが一つでも当てはまる人は買ってもOKです!
志望校のレベルで言えば、偏差値55を超える大学に挑戦する人はもっていたほうがいいです。
偏差値50程度なら、現代文の読み方さえ知っていれば足を引っ張ることはありません。
現代文キーワード読解の使い方 具体的な使い方
さて、ここから現代文キーワード読解の使い方を説明しますが、最初にも書いたようにキーワード読解を1ページ目から取り組もうとすると絶対に挫折します。
特に僕のような偏差値40の人間はそうです。
自分で進めていくにつれて
「果たしてこのやり方でいいんだろうか」
「本当にこの参考書でいいのかな」
という雑念が浮かんできます。
なので、ここからは現代文が苦手な人に向けたキーワード読解の勉強を紹介していきます。
現代文キーワード読解はテーマの勉強から始めろ!
使用目的のところで、現代文キーワード読解ではテーマ力と語い力を鍛えられると言いました。
ですが、テーマ力と語い力ですが、この2つを鍛えるためには順番があります。
その順番は
テーマ力
↓
語い力
です。
現代文キーワード読解の使い方 テーマ力を優先する理由
なぜ、テーマ力が先なのでしょうか?
理由はテーマ力を磨くために語い力があるからです。
テーマと語いの関係は以下の図で表すことができます。
語いはテーマの中に含まれているということです。
具体的に説明します。
例えば、現代文には科学というテーマがあります。
そして、科学の中には、仮説、検証、要素論、といった語いがあります。
つまり、科学のテーマについて深い知識を得るために、仮説、検証、要素論といった言葉があるということです。
テーマが一つであれば、すぐに語いから勉強を始めても問題はありません。
しかし、現代文キーワード読解には13個ものテーマがあります。
これらのテーマを最初から一つづつ潰して行くやり方と、大雑把に全てのテーマについて勉強した後により詳しくそれぞれのテーマを深ぼるやり方の場合、
テストの得点につながる確率が上がるのは、後者の全体的なテーマ力を先に鍛えるやり方です。
なぜなら、ぼんやりとテーマの知識があるだけでも現代文はグッと理解がしやすくなるからです。
あなたもきっとできるだけ早く結果がほしいですよね。
だから、こそテーマ力と語い力ではテーマ力を先に鍛える必要があるわけです。
最初から語い力を磨こうとするのは砂場で一か所だけ思いっきり深くほろうとしているようなものです。
それよりも、広く深くほったほうがほりすすめやすいですよね!
そんなわけでまずは、全体を広く浅く掘るためにテーマ力をつけることのみを意識してください!
現代文キーワード読解の使い方 テーマ力の鍛え方
それでは、ここからは具体的にどうやってテーマ力を磨いていくかについて話していきます。
手順は以下のとおりです。
- 第1部各章の最初の説明、第2部を読む
- 深堀り
一つづつ説明していきます。
1.第一部の最初の説明と第二部を読む
まずは、各章のはじめの説明を読むことです。
実際の参考書が手元にある方は
p56~59
を見てみてください。
ない人に説明すると、
各章の最初には、その章で学ぶキーワードとテーマ全体についての説明があります。
まずは、全部の章のキーワードとテーマ全体の説明部分だけを読んでください!
第2部についても同じです。
1部と2部の違いはキーワードがあるかないかです。
なので、2部も同じように全体の説明にまずは目を通しましょう。
一度にあれもこれもやろうとするとたいてい失敗してしまします。
まずは一つの目的を決めて、それに対して一つのことをやる
ということを徹底してください。
第1部と第2部に目を通すと
現代文ではどんなテーマが扱われているのか、どういうふうに話が展開されていくのか
ということがわかるようになります。
2.現代文キーワード読解 深堀りの仕方
さて、次にどのように深堀るかについてです。
現代文キーワード読解は完璧を目指す必要はありません。
そもそも、現代文の読み方がある程度わかっていれば
偏差値的には50~55くらいは取れます。
キーワード読解はそこから先、
偏差値60~70を目指す人が積極的に取り組むべき教材だと僕は考えています。
僕は現役のとき現代文の読み方しかやっていませんでしたが、
センター本番現代文の読解は満点が取れました。
ただ、読み方と同時にテーマを勉強することで理解が早くなるというメリットがあります。
なので、現代文があまり得意ではないうちに取り組んでおいて損をすることはありません!
それではどうやって深ぼればいいのかですが、ポイントは2つ
- 興味のある分野から深堀り
- 模試やテストごとに深堀り
この2つです。
興味のある分野から深堀り
まずは、興味のある分野からです。
最初に全体を読んだ中で、自分が興味を持ったテーマがあれば、そのテーマからどんどん勉強していきましょう。
具体的には、
その章のキーワードとその意味に目を通す
↓
確認テストをやってみる
みたいな感じです。
こうして、特定の分野のテーマ力と語い力をどんどん伸ばしていくことで、
いざ、自分の取り組んだテーマがテストに出たとき
「はいはい、この話ね」
「多分、こういうことが言いたいんだろうな」
と、すごく現代文の本文が理解できるようになります。
模試やテストのやり直し
もう一つは模試やテストのやり直しで使うです。
キーワード読解に一通り目を通すと、
模試などで文章を読んだときに、
「これは、近代化の話だな」
「科学についてだな」
というように、どのテーマの文章かがわかるようになります。
模試やテストで、実際にテーマ力や語い力がどのように問われるかがわかれば
具体的に
「どの部分の知識を」
「どういうふうに」
押さえればいいかが分かって、取り組みやすくなります。
そうしてすこしずつ知識を増やして行きましょう!
現代文キーワード読解使い方 気長に付き合う
これまでの説明でも分かったかもしれませんが、
現代文キーワード読解は気長に付き合っていくべき参考書です。
英語で言うと単語帳と同じといえばわかりやすいでしょうか?
少しづつ自分の気になった知識や語彙の意味を調べたりすることで
着実にテーマ力と語い力をつけることができます。
ただ、
テーマ力に関しては結果に結びつきやすいので今回紹介しました。
第1部と第2部を読むことをするだけでも
現代文の全体像が見えるようになるとおもうので、
その部分はまとめて一気にやることをオススメします!
現代文キーワード読解の使い方 まとめ
皆さんも現代文で一度は経験したことがありませんか?
自分の知っている話が問題に出てきて
何を言っているのかがよく分かる感覚。
現代文キーワード読解に取り組めば、
今までわからなかった他の文章でも
なにを言っているかよく分かる感覚を持てるようになります。
テーマ力が身につけば、
現代文の見え方が大きく変わってきます。
アナタも、現代文が読める人の景色を見たくはないですか?
現代文キーワードに取り組めば必ずあなたも現代文ができるようになります!
それでは次の記事で会いましょう!!
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