「全然勉強できない」
「どうやっても集中力がつづかない」
「長時間勉強って意味あるの?」
あなたは今こんなことを考えていませんか?
僕は中学時代1日10時間勉強していましたが、高校入試は落ちました。
高校時代も、毎日21時30分まで塾で勉強していましたが、すべての大学に落ちました。
これだけ長時間勉強をしていたにも関わらず、合格できなかったことで気づいたことがあります。
それは長時間勉強は結果であって、目的にしてはいけないということです。
もちろん受験生であればある程度の時間を確保することは大切です。
ですが、長時間勉強に気を取られて長時間勉強が目的になってはいけません。
今回は、長時間勉強をする上で気をつけてほしいことを書いていきます。
・長時間勉強の罠とはなにか
・長時間勉強の罠に落ちない方法
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目次
長時間勉強の意味がなくなる罠にはまるな
僕は、中学3年生から浪人時代まで5年間、1日10時間は勉強をしていました。
理由は、自分が頭が悪いと分かっていたけれど、どうしても頭のいい学校に受かりたかったからです。
「馬鹿な自分でも、人よりも多く勉強すれば、きっと努力は報われる。」
そう信じて毎日勉強を続けていました。
ですが結局、努力は報われませんでした。
それは、僕が長時間勉強の罠にハマっていたからです。
では、長時間勉強の意味がなくなる罠とは一体何なのでしょか?
長時間勉強の罠
僕が感じた長時間勉強の罠とは
1.周りが応援してくれる
2.努力の方法を考えることをやめる
3.長時間の勉強による自己満足
でした。
それぞれ解説していきます。
長時間勉強の意味がなくなる罠 1.周りが応援してくれる
最初の罠は、周りが応援してくれることです。
「なんで周りが応援してくれることが罠になるの?」
と思った人もいるかも知れません。
応援が長時間勉強の罠になる原因は、周りの期待を裏切りたくないと思ってしまうからです。
僕は中3のとき、夏休み毎日1日12時間勉強をしていました。学校が始まった2学期も休み時間はずっと勉強をしていました。
そうやって、ずっと勉強をしていると友だちは
「頑張れ」
「12時間勉強できるとかすげー」
「それだけ勉強してるならきっと受かるよ!」
というような言葉をかけてくれます。
もちろん、応援されるのはスゴく嬉しいですが、その一方で「期待に答えたい!」という思いも出ていました。
本来自分のためにある受験勉強が、誰かの期待にこたえるためのものになっていまうんです。
もちろん、それは大きな力にもなるんですが、周りの応援が「もっと頑張らなきゃ」という焦りにつながって
精神的に追い込まれることにもなります。
長時間勉強の意味がなくなる罠 2.努力の仕方を考えることをやめる
2つ目の罠は、努力の仕方を考えることをやめることです
ずっと勉強しているにも関わらず、結果が出ないといろいろな不安や焦りが出てきます。
本来なら勉強の結果が出ないなら「今の自分の努力が間違っているのかな?」と考えるべきところなのですが、
周りの期待に応えたいという思いや、焦りや不安があると
「もっとたくさん勉強しなきゃいけない」
「今からやることを変えたら、逆に結果が出なくなるかもしれない」
「努力の方法を考える暇があるなら勉強しなきゃ」
という考えが出てきて
ただ、ひたすら勉強をすることしか考えられなくなってしまいます。
長時間勉強の罠 3.長時間の勉強による自己満足
3つ目は自己満足の罠です。
長時間勉強すると、当然ながら疲れてきます。この疲れが罠なんです。
1日勉強をして夜、塾を出ると「やりきった感」を感じることができます。
この疲れで
「今日も1日しっかり勉強した」
「自分はしっかり勉強できてる」
と感じます。
でも、「今日何を学んだのか?」という質問を自分に投げたときに何もこたえられないんです。
勉強の不安は勉強でしか解消できません。でも、長時間勉強をすると次第にそれだけで自己満足をしてしまうんです。
焦りや不安を、長時間勉強しているという事実で紛らわそうとしてしまうんです!
長時間勉強の意味がなくなる罠にはまらないためには?
ここまでは、長時間勉強の罠について紹介してきました。
では、長時間勉強の罠にはまらないためにはどうしたら良いのでしょうか?
結論、長時間勉強の罠の共通点を知ることです。
では、長時間勉強の罠の共通点とは何かというとそれは
長時間勉強することが目的になっていることです。
では、具体的に長時間勉強が目的にならないようにするためにはどうしたらいいでしょうか?
それは、自分の学んだことの確認です
このことに注意してもらえれば長時間勉強の罠にははまりません。
長時間勉強の意味がなくなる罠にはまらない対策 今日学んだことの確認
勉強で一番大事なのは、長時間勉強することではなく新しい知識を手に入れることです。
そのためには今日何を学んだかをはっきりさせることが大切です。
例えば、10時間勉強しても「新しく学んだこと」がゼロだったらそれは無駄な10時間です。
一方で、1時間で新しく学んだことが1つでもあれば、その1時間には価値があります。
なぜなら、1は積み重ねれば100にも1000にもなりますが、0はいくつ積み重ねても0だからです。
繰り返しになりますが、勉強で最も大切なことは
どれだけ勉強したかではなく、どれだけ新しい知識を得たかです。
このことに意識を向けて勉強をすると、長時間勉強の罠に落ちずに、勉強をすることができます。
なので、あなたが勉強をするときは時間ではなく、いくつの知識を学ぶのかを目標にしてみてください。
それを続ければ、自然と知識も増えて成績も上がります。
「今日は数学で新しい事を3つ知る」というように目標を立て、その目標を達成できれば、たとえ勉強時間が1時間でもその日の勉強は終わりにしても大丈夫です。
結果的な長時間勉強
1科目1時間で新しい知識を1つ手に入れることができれば、受験が近づいてもっとたくさん知識を手に入れるために2時間、3時間と勉強時間を増やすことで努力のスピードを加速させることができます。
その結果として勉強時間は増えるんです。
それが、正しい長時間勉強のあり方です。
1時間に1を積み上げることのできない人はどれだけ勉強しても無意味です。
だから、まずは30分や1時間の学習の中で何を学んだのかを意識するようにしましょう。
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長時間勉強の意味がなくなる罠 まとめ
今回は、長時間勉強の罠とその罠に落ちないための対策について書いてきました。
繰り返しになりますが、大切なのは新しい知識を得ることです。
新しい知識を得ることに焦点を当てて勉強すれば、あなたの日々の勉強もきっと意味のあるものになります。
勉強ができなくて悩んでいる人は勉強できないタイプごとに対策を紹介している記事を作っているので、よかったら見てください。