「入試のために内申点を上げたい」
「テストで何点取ったら内申点が上がるんだろう」
公立高校入試と通知表の関係は切っても切り離せません。
最低でも3年生の数字は適用されますし、1年生の通知表から影響することも少なくありません。
そんな入試に大きな影響を与える内申点ですが、内申点の決め方は内情が知らされません。
ですが、ある程度目安というものもあります。
今回は、テストの点数と通知表の関係や、偏差値と通知表の目安を紹介します。
最後に僕の本来3だったはずの通知表が4になっている話も書いているのでぜひ見てください!
目次
20点=1は間違い
多くの学校ではテストは100点満点で、通知表は5段階評価です。
すると、よくある考えが下のように20点で通知表の点数が1上がるという考え方です。
0~20点→1
20~40点→2
40~60点→3
60~80点→4
80~100点→5
0~100を5等分にして、それを1~5で割り振るというわかりやすい考え方です。
ですが、これはあまり正しくありません。
実際は下の方が現実に近いです。
0~30点→2
30~80点→3
80~90点→4
90~100点→5
大きな特徴は、やはり3がカバーする範囲の広さでしょう。
31点でも79点でも同じ3が付く可能性が高いんです。
納得しづらいですよね。
1がないと思うかもしれませんが、一般的に知られているように提出物を出している限り1がつくことはほとんどありません。
逆に言えば、提出物を出さないと上の数字からそれぞれ1下がると考えたほうがいいです。
偏差値と内申点の目安
公立高校の偏差値とそれに必要な通知表の数字目安をまとめると下のようになります。
オール3(27)→偏差値50
オール4(36)→偏差値60
オール5(45)→偏差値70
もしも、あなたが公立高校受験を考えているのであれば、この基準を知っておくと通知表の数字がいくつ必要になるかを考えやすくなると思います。
例えば偏差値55の高校であれば、27と36の間で32くらいだなというような感じです。
実際に僕の地元の偏差値が53の公立高校は必要な数字が30と言われているので、感覚的にも間違っていないと思います。
ちなみに、基準よりも1か2高ければ安心して受験できるレベルです。
コウメイの㊙情報
ちなみにこれは僕が塾で働いて得た情報なのですが、どうやら公立高校であっても上位校ほど通知表の数字が与える影響は小さくなる傾向にあるそうです。
確かに、地元の偏差値70超えの高校は通知表が42の人でも受かっていたりします。
大学受験の偏差値が高い大学ほど二次試験の得点割合が高くなるように、公立高校であっても偏差値が高ければ高いほど、受験本番の出来を重視する傾向にあるそうです。
あくまで受験指導をして得た感覚や、経験に基づいての話なので「そんな話もあるんだー」くらいで聞いて貰えればと思います。
まずはオール3を目指そう
通知表の3が30点台で取れるとなると、2や1がある人もそこまで難易度が高いと感じないと思います。
ですが、オール3を取るだけで偏差値50の高校の受験ができることはもちろん、偏差値40代の高校であれば安心して受けられるようになります。
勉強が苦手で困っている人はもちろんですが、そうでない人も通知表の3はキープしたいですね。
提出物はどんな形でも必ず出してテストでは30点台を取る。
とりあえずここは全中学生の最低限守りたいラインです。
先生にも感情がある
学校の先生って”誰にでも平等に接して評価する”
というイメージがありませんか?
僕も中学生の頃はそう考えていました。
ですが、自分が教える側になってみてわかります。教師にも感情があります。
勉強に一生懸命取り組む素直な生徒には力になりたいと思いますし、逆に全然やる気のない人には積極的に力を貸そうとは思いません。
実際に僕は本来3のハズの成績を4にしてもらえたことがあります。
当時、僕は中学校3年生の夏休みに1日12時間勉強をしました。
2学期が始まっても塾が開いている日はすべて塾に通い、毎日21時までこもって勉強していました。
学校の担任の先生からも「いままでこんなに努力する生徒は見たことがない」と言ってもらえるレベルで勉強をしていました。
当時のクラスの担任の先生は理科の先生で、部活の顧問の先生は体育の先生でした。
2学期の期末テスト、僕は理科で91点を取りました。もちろん自信があった単元でしたが、テストを返却して見たら3,4箇所本来バツである部分が丸になっていました。
理科の先生は毎回定期テストを返却するとき、「点数が上がるなら訂正してやるから持って来い。下がる場合はそれは自分の運のよさだから持ってくるな」
と言ってくれる先生でした。僕は本来80点台でしたが、先生が90点台を取れるようにしてくれたんだと思います。
それでも中間と平均をしたら70点台でした。ですが、通知表には4がついていました。
体育もテストが60点台でした。ですが通知表は4になっていました。
実技が良かったかというとそうでもありませんでした。
おそらくですが、僕の頑張りを見てくれた担任の先生と顧問の先生が情けをかけてくれたのだと思います。
教師としては失格かもしれませんが、それでも頑張っている生徒を応援したいという気持ちは誰にでもあると思います。
良い意味でも悪い意味でも教師も人です。なので感情はあります。
あなたの努力はどこかで誰かが必ず見ている
「自分の努力はどこかで誰かが見ている」これは僕が高校受験を通して学んだことです。
「受験は孤独な戦い」
当時中学生の僕はそう考えていました。
常に机に向かって手を動かし続けると孤独を感じるものです。
ですが、周りの友達や先生や親は僕の頑張りを見ていました。
直接応援をしてくれたり、通知表に本来つくはずのなかった4をくれたり、自分が努力をしていると直接的でも間接的でも自分が思いもしなかったようなひとが応援をしてくれます。
通っていた個別指導の塾では、僕の授業を受け持っていなかった先生が、わざわざ太宰府天満宮でお守りを買ってきてくれました。
あなたの頑張りもきっと誰かが見ています。
たとえ自分の思う結果が出ても出なくても、努力することに価値はあります。
まずは目の前の課題に全力で取り組もう!
通知表の数字を良くするためにはテストの点数と提出物この2つが何よりも大事です。
テストでいい点数を取るためにも、提出物を出すためにも共通することは、まずは目の前の課題を終わらせるということです。
もしも今まで宿題や提出物を適当にこなしているとしたら、それは成績アップのチャンスです!
なぜなら、自分なりに全力で取り組めば今までより知識が残るのはもちろん、提出物の評価まで上がるからです。
そうすると結果としてテストの点数や提出物の評価が上がり通知表の数字UPに繋がります。
やるべきことに全力で取り組む。まずはそこから始めましょう!
ただ、誰にでも効率よく成績や提出物の評価をUPさせたいという気持ちはありますよね。
そんなひとに向けて参考になる記事を書いているので、興味がある人は合わせて見てください。
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