「国語の勉強法がわからない」「国語の成績が伸び悩んでいる」
国語についてよくある悩みですが、実際に成績が上がった方法を試すことが悩みを解決する近道になります。
この記事では、国語の成績を上げるために取り組むべき具体的な教材、意識すべきことの2つを紹介します。
去年の受験指導で実際に効果があり、生徒からも評判が良かった方法なので国語の勉強で悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
目次
国語の勉強で意識すべきは話の区切り
文章題をむやみにといても成績は上がらないということはあなたも分かっていると思います。
「じゃあ、具体的に何を意識したら成績はあがるんだ?」と思いますよね。
結論は話の区切りを意識するということです。
なぜ話の区切りを意識すべきかというと、話の内容ごとに役割があるからです。
例えば、日本文化が好きな作者がいる場合「日本文化は素晴らしい」と書いてしまえば終わりですよね。
ですがそれでは魅力が伝わらないですよね。「なぜ日本文化はすばらしいのか」、「日本文化の何が好きなのか」、「日本文化の何が魅力的なのか」
作者はそれらを通して日本文化が素晴らしいことを主張します。
あなたも一度は、文章題を読んでいて急に話の内容が変わったと感じたことがあると思います。
今回の日本文化の場合、最初に和服の素晴らしさ、次に京都の街並みの特徴に触れて
最後に日本の文化が素晴らしい。
みたいな感じで話が変わります。
でも、和服の話も京都の街並みの話しも作者の”日本文化が素晴らしい”という話の例だということがわかりますよね。
そして、国語の文章題ではそれぞれの話で問題を作っていきます。
問い1.筆者は和服の魅力はどこにあるといっていますか。
問い2.京都の街並みの特徴はなにか
問い3.筆者の主張はなにか
みたいな感じです。それぞれの話で何を言っているのかを理解すれば
国語の文章は理解できるようになっているんです。
だから、話の区切りを意識して読むことが大切なんです!
区切りは段落で意識する
でも、話の区切りがどこかを判断するのって難しいですよね。
そんなときに簡単に判断する手順があるんです。
- 段落を意識する
- キーワードを意識する
段落はイメージしやすいと思います。
話が変わるときは段落を変えるのはイメージしやすいですよね。
でも、段落が変わるから必ず話が変わるわけではないことも経験したはずです。
そんなときにキーワードを意識しましょう。
例えば、1,2段落では和服の用語が出てきているのに、3段落から急に京都の街並みの話をしている場合、
3段落目で使われている言葉が変わるのでそれが区切りの合図になります。
段落を意識するのは大切ですが、あまり段落にとらわれるのもよくありません。
使われているキーワードが変化しているかを意識して読むと、話の流れがわかるようになります!
ではこれらの練習に最適な教材とはなんでしょうか?
国語の成績を上げる具体的な教材
それはズバリ出口のシステム読解です。
この教材は実際に指導で使って生徒の成績が上がった教材です。
この1冊をやれば、国語の勉強方法や意識すべきことなど国語という科目を理解できるようになります。
実際の指導では志望校の過去問で5割を不安定にとっていた生徒が、7割を安定的に取れるようになりました。
この参考書の著者が論理的に問題を考えるので、解説を見ても納得しやすいのもオススメのポイントです。
問題の中では難易度の高いものもありますが、国語という科目の考え方を学ぶという意味ではオススメできる参考書になります。
国語の全体感を下の写真のようにまとめてくれています。
それぞれ分けて学ぶことで各項目の対応力を育てることができます。
システム読解の具体的な進め方
具体的な進め方ですが、僕は前から順番に進めることをオススメします。
「当たり前なことを言うな!」と思うかもしれませんが、さっきの図にもある土台となる文脈力を鍛えることから始めることに価値があるので、前から進めれば自然と国語力が付きます!
意識すべきことを短めの文章を使って練習できるので、進めるごとに知識がつくことを実感できるはずです。
システム読解は後ろに色の違うページがあります。演習問題と総合問題です。
この演習問題と総合問題はぜひ各分野が終わるごとに取り組みましょう。
オススメの順番は、本書の各分野を終わらせる→同じ分野の演習問題
の流れで本書と演習問題を終わらせます。
その後に総合問題を前から一つづつ取り組むようにします。
こうすることで各分野のポイントを抑えながら、総合問題で総復習ができます。
必要な時間数
システム読解はとても薄い参考書で、僕の授業でも2~3時間で本書の部分は終わります。
僕の授業では、その後演習問題と総合問題をミスした部分を解説しながらどのように考えればいいかを教えています。
授業形式なのでここは少し時間がかかります。
結論、おおよそ全体は7日あれば終わると思います。
システム現代文の効果を高める方法
さて紹介してきたシステム読解ですが、さらに効果を高めるコツをオススメします。
それは、しっかりと間違えた解説を読むことです。
国語の文章題は同じ文章が出ることはないですが、考え方は同じような問題がたくさん出ます。
100問くらいの文章題があっても問題の形式は10パターンくらいです。
逆にそのパターンは押さえないと点数は取れません。
システム読解は、説明的文章、小説、随筆の3つの形式のパターンを網羅しています。
だからこそ、そのパターンを学ぶときには自分が間違えた問題のどの考え方が間違えていたのかということを意識して取り組みましょう(`・ω・´)ゞ
国語は勉強をすれば成績が上がる!
今回紹介したように、国語は勉強をすれば必ず成績が上がる教科です。
教えている生徒の中でも飲み込みの速い生徒も、遅い生徒ももちろんいます。
ですがこの参考書を終えると、国語が得意・不得意に関わらず、必ず点数アップに繋がります。
もちろん上がり幅は人によって違います。
苦手な人はシステム読解で学んだことを使って、問題をこなすことで成績はあがります。
あなたもシステム現代文に取り組めばきっと国語の成績を上げることができます!
高校生の場合、下の記事のキーワード読解を使うことで更に国語力を向上させることができます。
高校生で国語が苦手な人は合わせて読んでみてください!