受験生になって塾に通うことを考えている人は多いと思います。ですが、その一方で
「塾の上手い使い方ってある?」
「いい先生ってどんな先生?」
「個別と集団ってどっちがいいの?」
というような悩みを持つ人も多いでしょう。
というわけで、今回は塾の上手な使い方や、いい先生の見分け方、集団と個別どっちが良いかなど、塾に通う上で知っておきたいことを紹介します。
前回の続き(当記事だけでも完結してますが、一応ストーリーになっています)
勉強を教える前に知っておいてほしいことがあるんだ。
なんですか?
それは、家庭教師や塾をうまく活用する方法だ
そんなものがあるんですか?
うん。塾に通ったり家庭教師をつけても成績が伸びない人は、勉強できる人と比べて勉強の才能以前に、
塾や家庭教師の使い方に違いがあるんだ。
効率よく勉強を進めるためにもまずは、勉強ができる人の取り組み方から学ぼう!
はい
目次
上手な塾の活用方法
上手に塾や家庭教師を活用するには、次の2つのポイントを抑えよう。
はぁ。どういうことですか?
OK。それぞれ説明していくよ。
言われたことは一度やってみる
塾を活用するために、一番大事なことって何だと思う?
何でしょう?やる気ですか?
間違ってはいないけど一番大事なのは、言われた通りにやってみる素直さだよ。
言われたことをやるのって、命令されてるみたいで嫌なんですよね
でも、今まで自己流で勉強した結果が今の成績だよね。成績を伸ばすためには今までのやり方ではなく、新しい勉強法を取り入れる必要があるんだよ。
自分で新しい方法を考えるよりも、たくさんの受験生を指導してきた塾や家庭教師の先生に頼ったほうが、絶対に質の高い努力ができるよ。
ん~。まあ、確かにそうかも・・・
むしろ、質の高い努力の方法を知ることが塾や家庭教師を使う価値だとも言えるよ
多くの生徒が言われたことを素直にやらないんだ。だからこそ素直にやれば、周りよりもいい成績を取ることにつながるよ。
・・・わかりました。言われたとおりにやってみます。
納得していない様子だね。
だって、塾の先生が本当に信頼できるかどうか分からないじゃないですか。先生が信頼できたら僕も言われたとおりにやりますが、信頼できない人の言うことなんて聞きたくないですよ。
確かに、じゃあ後でいい先生の見分け方も紹介してあげるよ。
えっ!そんな方法あるんですか?
とりあえず、先にポイント2つ目を説明してしまうよ。
授業は質問するための時間
塾をうまく活用する方法の2つ目は、授業を質問の時間にすることだ。
質問の時間ですか。
勉強が得意な子、苦手な子の一番の違いは授業の使い方にあるんだ。
コリラ君は塾の授業をどうやって受けてたかな?
塾のテキストを使って問題といて解説してもらう、みたいな感じです。
典型的な授業方法だね。でもそれじゃあ成績は伸びないね。成績が伸びる生徒は自分の分からない箇所の質問のために授業を使うんだ。
テキストあるのに、そんなことしてもいいんですか?
塾に通う本来の目的は自分の成績を上げることだよね。勉強ができる生徒はそのことを理解しているから、自分が勉強をして分からなかった問題を聞くために塾の授業を使っているんだ。
確かに、成績が上がらなきゃ塾に行く意味ないですね。
塾をうまく活用するための知識 信頼できる先生には持論がある
さっき少し触れた、いい先生の見分け方を教えるよ
知りたいです。どういう先生が信頼できる先生なんですか?
一言で言うと、芯がある先生だよ。
芯ですか?
より詳しく言うとこんな感じの条件かな
こんな感じで、自分なりの考えを持っている先生をオススメしているよ。
なんで、芯があって、自分なりの考えを持っている先生が信頼できる条件なんですか?
自分なりの考えを持っている先生は、どうしたら生徒の成績があがるのか。もっと良い指導方法がないかということを考えた結果、自分なりの考えを持っているんだ。
そういう先生は、生徒が悩みを持ってきたときに悩みを解決するため、一緒に解決する方法を考えてくれるんだよ。
でも、信頼できる先生だとしても、自分にあう先生じゃなきゃ意味ないですよ。
自分に合う先生は考えに賛同できるかどうか
自分に合う先生かどうかは、相手の考えに納得できるかどうかだよ。
先生の考えに納得できるかってことですか?
そうそう!先生の自分なりの考えに対して、「確かにそうだな」「なるほど」と思うことが多ければ、その先生と生徒の相性はバッチリだよ
相手の話しに納得できれば相性がイイってことですね。
でも、一つ注意が必要なんだ。
なんですか?
それは、相手の話全てに納得できるわけではないということだ。
信頼できる先生の話でも、時には間違っているように聞こえたり「それは違くない?」と感じることもあると思う。
そのときに「やっぱこの人もダメだ」と思って欲しくないんだ。一度信頼しようと思ったら、多少の食い違いがあってもその先生の言うことを信じてほしいんだ。
なんでですか?どんな人でも間違うことはあるでしょう?その先生が間違ってるかもしれないじゃないですか?
自分の信じたいことだけを信じて勉強すると成績が伸びないんだ。
どういうことですか?
成長するためには不快なこともやってみる
詳しく説明するよ。
まず、”成績が上がる=成長する”ということは理解できるかな?
はい。
では、”成長する=できないことができるようになる”これも大丈夫?
大丈夫です。
できないことをできるようにするには、不快感を感じるんだ。
例えば、逆上がりができない人ができるようになるまでには、擦りむいたり、体をうちつけたり、嫌なこともあると思うんだ。
あぁ、そういうことですか。確かにそうですね。
つまり、成長にはある程度、不快感や嫌な気持ちがつきものなんだ。
勉強ができるようになるためにも同じことが言えるよ。だから、納得できない話でも、信頼できると思った先生の言葉は信じるようにしよう。むしろ、不快感を覚えたら「自分が成長するチャンスだ!」と捉えるようにしよう。
最初の言われたことを素直にやれって話ですね。
そうそう!分かってるね!
集団塾が向いてるひと 個別指導が向いてるひと
今までの話の流れだと、個別指導の塾を前提に話てる気がするんですが、やっぱり個別指導がオススメなんですか?
勉強が苦手なひとはとりあえず個別指導に通うことをオススメするかな。勉強のやり方や習慣が身についてないからね。
逆に集団塾が向いてる人ってどんな人ですか?
集団塾がオススメなひとは、ある程度知識があるけど演習量が足りないひとかな。偏差値でいうと55くらいのひとは、集団塾でも十分成績が上がると思うよ。
勉強が苦手なひとは集団塾に行かないほうがイイんですか?
集団塾の目的は、演習量をこなして解く力を身につけることだからね。勉強が苦手なのに問題だけたくさん解いても時間が無駄になる可能性が多いよ。
分からないをなくす→個別指導
得点力UP→集団塾
みたいに考えておけばいいかな。
じゃあ、僕はしばらく個別指導ですね。
まあ、僕が教えるわけだけどね(笑)
上手な塾の活用法 まとめ
今回は、塾や家庭教師をうまく活用するために必要なことをまとめたよ
とりあえず、言われたことを素直にやればイイんですね。
言われたことを素直にやってもらえれば、成績が上がるかどうかは教える側の責任だからね。指示を聞くのは嫌かもしれないけど、成績が上がるためにはしばらく辛抱してくれ。
それじゃあまた、次回の記事で会おう!