「勉強しようにも方法が分からない」「勉強ができなさすぎてどうしていいかわからない」
勉強ができない人はまず、どこから手をつければよいかわからず時間だけが過ぎていきます。
ですが、「勉強ができない」と言っても原因は色々あります。
自分が勉強できない原因さえ分かれば、あなたの次にやるべきことが分かるようになります。
今回は、勉強に苦しんだ僕の経験と指導の中で見えてきた勉強ができない主な原因を3つ紹介して、その対策も紹介します。
目次
勉強ができない原因3つの紹介
まずはじめに、勉強ができない原因の3つを紹介します。
勉強ができない原因3つ
・理解できない
・暗記できない
・問題の意図が分からない
あなたはどれに当てはまりますか?順番に具体例と対策を紹介します。
勉強ができない原因1.理解できない
理由の1つ目は理解できないことです。
僕の経験上、偏差値40代の生徒は大半がここに含まれます。僕もそうでした。
具体的には
「解答を読んでも分からない」
「ワークを一人で解けない」
「計算問題は解けるけど、文章題は解けない」
というような症状が出ます。
勉強が理解できない理由
理解できない理由は、自分のペースで理解できないからです。
勉強を理解できない生徒は、学校の授業を聞いて理解できないといいます。
理由は、学校の授業は自分のペースに合わせてくれないからです。
自分に合っていないペースで言葉がドンドン入ってくるので、わけが分からなくなるんです。
では、自分のペースで理解するためにはどうすれば良いのでしょうか?
理解ができない人の対策
理解できない人はどうしたら理解出来るようになりますか?
勉強が理解できない人の対策は自分で理解する時間を作ることです。
理解できないタイプの具体的な対策は2つです。
・教科書を音読する
・個別指導に通う
1.教科書を音読する
自分に合っていないペースで言葉が入って来るからパニックになるのであれば、自分のペースで言葉を入れてあげればいいんです。
そのために一番適しているのは、教科書の音読です。
僕もそうでしたが、教科書は勉強嫌いの人には意味が分からないものですよね。
でも、自分のペースで噛む砕きながら教科書を読むと意外と理解できるんです。
自分のペースで理解するためには教科書を音読をすることです。
いちいち音読をする意味ってあるんですか?
黙読と音読の違いは、ごまかせないことです。
黙読の場合は、読めない漢字などが出てきたときになんとなく飛ばしてしまいます。
そうすると文章の意味がつかめなくなって、教科書が理解できなくなるんです。
音読をすると、読めない漢字などに当たったときには声に出せずに止まるので、本当に理解しながら教科書を読めるようになります。
なんとなく恥ずかしい気がしますが、一度やってみると理解できてびっくりしますよ!
2.個別指導に通う
2つ目は個別指導に通うことです。
個別指導も授業するから意味なくないですか?
確かに、個別指導も授業を受けると言うのは変わりません。
ですが、集団授業とは異なり一方的に受けるものではなくお互いに会話をしながら授業を進めて行きます。
一方的に情報が入ってくると頭がパンクするのであれば、お互いに会話をしながら授業を進めれば迷うことなく学習が進められます。
そのため、個別指導スタイルの塾がオススメになります。
個別指導なら、自分が詰まっている箇所を聞くことでその場で納得しながら授業を進める事ができます。
オススメの個別指導は下の記事にまとめているので、ぜひ見てみてください。
ここまでのまとめ
・理解できないのは自分のペースじゃないから
・理解できるようになるためには自分に合わせてあげる
・教科書の音読や個別指導で自分のペースに合わせる!
勉強ができない原因2,暗記ができない
2つ目の原因は暗記ができないことです。
偏差値50代の人の主な原因はここにあることが多いです。(もちろん40代の人も入ります)
具体的には
「暗記できていない部分で間違える」
「問題を解いているときに2択で迷う」
などの症状があるはずです。
暗記できない人の原因
暗記ができない人の原因は、短期記憶に入っていない可能性が高いです。
授業を受ければ短期記憶に入って、復習すれば長期記憶に入ると勘違いしている人が多いです。
短期記憶とは、「自分の口で説明出来る」「自分で問題を解ける」状態です。
授業を受けたとしても、習った内容を口で説明できていなかったり、習った問題をその場で解けなかったら短期記憶に入ったとは言えません。
暗記ができない人の対処法
暗記をできない人はどうすればいいですか?
暗記できない人の対処法は、アウトプット中心で覚えることです。
つまり、問題を解くことを中心にするということです。
なぜなら、暗記できていない人が問題を解けない本当の理由は、知識を覚えていないからではなく「知識の使い方をに慣れていないから」です。
短期記憶に入れるにも「知識の使い方」を入れることが大切です。
例えば、生物の魚類、両生類、爬虫類、哺乳類、鳥類の問題を例に上げるとよく、下の表を覚えるように言われます。
ですが、実際に問題を解いてみるとどうでしょうか。
全ての知識が平等に聞かれるわけではありません。
この表に赤文字でも書いてあるように、知識には聞かれやすいところと聞かれづらいところで分かれています。
上の表にまつわる問題をたくさん解いて、どのように聞かれるかを理解することで問題が解けるようになります。
そのためにも問題をたくさん解いて経験値を貯めることが必要です。
アウトプットを中心に学習を進めることで試験で必要な知識を、無駄なく覚えることができます。
インプットとアウトプットの割合は3:7
実は科学的に知識を身につけるためにはインプットとアウトプットの割合が3:7の割合で暗記するとよいと言われています。
1時間勉強する場合は、20分をインプットに使い40分を問題を解く時間に使う感じです。
ですが、日本の教育は、教える時間が40分で問題を解く時間が20分になっています。
理想の割合と真逆になっています。だからこそ自分で問題を解くことが必要なんです。
ここまでのまとめ
・暗記できないのは短期記憶に入っていないから
・短期記憶とは自分で説明出来る状態
・”問題を解く”を中心にすることで必要な知識を無駄なく覚えられる
・理想の割合はインプット:アウトプット=3:7
勉強ができない原因3、問題の意図が分からない
勉強ができない理由の3つ目は問題の意図が分からないことです。
模試の問題や入試問題を解けない人はここに含まれる人が多いです。
具体的には
「資料の読み取り問題が分からない」
「どの分野の問題か分からない」
「入試問題の後半が解けない」
などの症状が出ます。
問題の意図が分からないひとの原因
問題の意図が分からないひとの原因は自分なりに考えることが不足していることです。
おそらく、これまで暗記や理解はできてある程度の成績が取れていると思います。
ですが、問題の意図が分からないひとは、典型的な問題を解くことではなく、毎回テストの中で異なるパターンの問題に対処する必要があります。
そのために、これまでのパターンのある問題と同じ方法で勉強を進めていては成果は得られません。
問題の意図が分からない人の対策
問題の意図が分からない人はどんな勉強をすればいいんですか?
問題の意図が分からない人の対策は問題にじっくり取り組むことです。
社会の資料の読み取り問題や数学の後半の問題は、それまでの問題を踏まえた問題が出ます。
つまり、「今までの問題で何が言えるのか」「どういった結論が導き出せるのか」ということが聞かれるんです。
これらの問題を解くためにはじっくりとそれまでの流れを見返して、どのような論理が建てられるのかを考える必要があります。
そのためにはまず自分で答えを導き出すという努力が必要です。
最初はゆっくりと問題に向き合って自分で答えを出す。慣れたらスピードを早くするという順番で取り組みましょう。
ここまでのまとめ
・問題の意図が分からないのは考える時間が足りないから
・意図が分かるようになるにはじっくり向き合う時間を作る
勉強できない人も必ず出来るようになる
ここまでの勉強ができない理由を読んで
自分は全部当てはまるんですけどどうしたらいいですか?
と考えている人もいると思います。
そんな人はまずは、理解できないのところで紹介した1.教科書を音読する2.個別指導に通うのどっちかを試してください。
理解できないと、暗記もできないし、問題の意図を読むという高度なことはできないからです。
1つ1つ対処すれば必ず成績向上の突破口が見つかります。
ぜひ諦めずに頑張りましょう。
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あなたの努力の効率を高めるためにも欠かせないので、ぜひ読んで見てください。