受験生の悩みの一つに”受験勉強って何から始めればいいか分からない”というものがあると思います。
「お金をあまりかけずに合格したい」
「塾に行く前に一回自分で勉強してみたい」
あなたは今こんな風に考えていませんか?
今回は、高校受験の数学を教科書を中心にすすめていく勉強方法を紹介していきます。
目次
教科書で受験対策はできるのか?
そうは言っても「高校受験対策を教科書だけでできるの?」という疑問が皆さんの中にあるのではないでしょうか?
結論、公立高校入試対策はできます。
私立高校は、個人が所有している学校なので入試内容も学習指導要領に従う必要がありません。
なので、難関私立では中学校の内容を超えた問題が出題されることがあります。
ですが、都立高校、府立高校、などの公立高校は県が所有している高校になります。
公立高校の場合は完全に学習指導要領に乗っ取らなければなりません。
そして、指導要領は教科書とリンクしています。なので、教科書の内容を超えた問題は公立高校入試には出題されません。
だから、教科書だけで公立高校入試対策は可能なんです。
教科書だけで受験勉強をするために必要なもの
それでは具体的な方法を紹介します。
まずは用意するものです。教科書を使った受験勉強をする場合は以下のものを用意しましょう。
教科書とノートはおそらく手元にあると思います。
3つ目の教科書ガイドが分からないひとも多いと思います。
教科書ガイドとは、教科書の問題の答えが載っている本です。
あなたが持っている教科書には問題の答えって乗ってないですよね。それは授業で答え合わせをするからです。
ですが、それでは学校の先生が困ってしまいます。教科書を使って授業をする先生のために存在するのが、教科書ガイドです。
教科書ガイドは、普通の本屋もしくはネットで入手することが可能です。
「ノートじゃだめなの」と考える人もいると思います。たしかにノートでも問題はありませんが、授業でやっていない問題の答え合わせができなくなってしまいます。
だから、全部の問題の答えが載っている教科書ガイドを購入することをオススメしています。
教科書を使った受験勉強の進め方
具体的に進め方を説明します。
進め方は教科書に載っている、練習問題、応用問題、章末問題をどんどん解いていくという方法です。
例題や応用例題は解き方を理解するために使ってください。
チャート式の方でも紹介しましたが、問題はコピーしてノートに貼り付ける方法がオススメです。
コピーするお金はかかりますが、達成感を手に入れられるのでオススメです。
教科書を使った勉強のメリットは3つあります。
1.どんどん進む
2.お金がかからない
3.説明が詳しく書いてある
メリット1.どんどん進む
教科書は一見すると、とても分厚いですよね。
ですが、実際に問題を解いてみると問題数はそこまで多くありません。
なので、練習問題や応用問題だけを進めていくと1日に30ページくらい進むこともあります。
ノートと教科書のページをドンドンめくりながら勉強できるので、勢いにのった勉強をすることができます。
メリット2.お金がかからない
メリットの2つ目はお金がかからないことです。
教科書を使った勉強の場合、新たに必要になるものは教科書ガイドだけです。
教科書ガイドは1冊2,500円ほどします。
なので、3年分揃えようとすると7,500円がかかる計算になります。
ですが、逆に言えば出費はそれだけですみます。
7,500円と聞くとすごく高いですが、塾に通うことに比べれば安く収まります。
メリット3.説明が詳しく書いてある
メリット3つ目は解説が詳しいことです。
教科書ってパッと見るとすごくわかりにくそうな文章ですよね。
ですが、実際に読んでみると、とてもわかり易くまとめられているんです。
それもそのはず、よく考えれば教科書って国が作っている本なんですよね。
ということは、作るときも頭のいい人たちが、どうやったら効率的に数学を学ぶことができるのかを計算して作っているんです。
だから簡潔でわかりやすくできているんです。
教科書ルートがオススメな人
教科書ルートがオススメなひとはこんな特徴を持つひとです。
・迷いなく勉強したいひと
・基礎から不安を感じるひと
・自分で勉強を始めたいひと
意外かもしれませんが、教科書1冊を8割解けるようになればそれだけで基礎力は上がっています。
教科書を読んでわからないところがあれば、学校の友だちや塾の先生に聞いて解決するようにしましょう。
塾に通わなくてもできる高校受験対策 まとめ
今回は教科書を使って行う高校受験対策の方法を紹介しました。
他のルートの勉強法も紹介しているので興味があればぜひ見てみてください。